荒川の金メダルで、五輪終了という雰囲気だが、
まだ競技は続く。
今晩は男子回転、スピードスケート女子5000mなどがある。
回転は、50年前に猪谷千春が銀メダル(日本の冬季大会初メダル)を取った種目である。
その後も海和や木村などけっこう世界レベルの選手を輩出したが、五輪ではさしたる成績を残せないでいる。
今回はワールドカップで入賞実績がある選手が3人ということで、誰か
ひとりぐらいは2回目に期待をつないで欲しい。
メダルうんぬんよりも、とにかく1回目でコースアウト、順位なしは寂しいので、期待をものすごく低く設定している。
でも、エース格の佐々木明はがんがん攻めるのが身上というので、その持ち味を発揮してもらいたい。
ところで、猪谷千春の父親は千島列島(北方領土)の島に住んでいたらしく、千春もそこで生まれたとのこと。
父親は北方領土の各島の学校の先生たちに、スキーの指導普及をしたことが、この間郷土史関係の本を読んでいて知った。
日本におけるスキーやスケートの歴史は、北欧やアルプス諸国に比べると浅いものだが、先駆者がいて今日があることを関係者は忘れてはならぬぞ。
選手団役員になるために、何かそういう筆記試験をやってみてはいかがか?