かつて北海道は相撲王国だった。
現在のモンゴル勢同様、横綱を頂点に関取がぞろぞろいたし、幕下以下の力士数も多かった。
それが今では関取はここ数年0で、力士数も数えるほどしかいなくなった。
最後の関取だった若天狼は、大怪我したのが公傷制度廃止になった場所という不運があり、序二段まで番付が落ちてしまった。
しかし、不屈の闘志で再起し、今場所は幕下3枚目まで復活。
関取復帰目前である。
本日勝って勝ち越しを決めた。
残り一番を勝つと、番付運にもよるが再十両が期待できる。
若天狼は同じ支庁管内(北海道独自の地域区分?)出身なので、余計に思い入れも深いのだ。
「江戸の大関より地元の三段目」とは言いえて妙だ。