歌手の井沢八郎が死亡。
集団就職で地方から東京に出てきた勤労青年を歌った「
ああ上野駅」が1964年に大ヒット。
当時、ワシは小学校にあがる前。
この歌よりも、この前後に歌っていた「男傘」「北海の満月」の方が記憶に残っている。
もちろん
ド演歌!
先にデビューしていた北島三郎を意識していたのだろうが、北島三郎はどんどんビッグになり、井沢八郎はあっと言う間に姿が見えなくなってしまった。
その井沢八郎が懐メロ番組以外で脚光を浴びたのは、娘(工藤夕貴)が芸能界にデビューしたときだが、その後未成年との淫行事件が発覚してしまった。
こういう事件は大きく報道されるから、記憶に残るんだよねぇ。
幸い、事件のほとぼりもなくなり、上野駅からかつての集団就職列車のホームが消えることとなって「ああ上野駅」の歌とともに井沢八郎カムバック。
最近は
なべおさみと同じような顔で、たまに歌番組で見かけていた。
しかし、歌手というのは、大ヒットが一発あれば、けっこう死んだときに大きな扱いになるものだなぁと、妙な感心をしてしまった。