妙に
ぎこちない歩き方で花道から控えに向かってくるヤツがいると思ったら、
高見盛だった。
7勝7敗で千秋楽を迎えると、ほぼ確実に負けてしまうのが高見盛だ。
ただでさえ緊張しやすいのだから、五分の星で迎える千秋楽は相当なプレッシャーなのだろう。
案の定、立ち合いに先手をとられ、受け一方。
またも千秋楽で負け越しかと思いきや土俵際で逆転勝ち。
ところが行司軍配は相手力士。
当然物言いついて協議の結果、行司差し違い。
めでたく高見盛、勝ち越し。
高見盛は絶対八百長は無理だな。
こういう不器用なヤツがいてもいいよね。
優勝はやはり白鵬。
若手の成長もあり、朝青龍の不在にもかかわらず面白い場所だった。
でも、極めつけの悪役がいないと、やっぱりつまらない。
さて、朝青龍には重い処分を課したが、これっきりなのか?
師匠の高砂は理事辞任どころか進退伺いさえ出さない様子だが、処分なしなのか?
理事降格ぐらいの責任はあるのでは?
同様に北の湖理事長も、何らかの責任を取るべきだろう。
「
力士に厳しく、親方衆には甘く」ってか?